紫外線が目に有害、目から入ってくる紫外線は体にも影響する、という話はご存じの方も多いかと思います。
今回ご紹介するレンズは紫外線の次にパワーの強い光「HEV」から目を守るためのレンズについてのお話です。
人の目には生まれながらに備えている天然のサングラスと言われる色素が存在します。
これは「ルテイン」と呼ばれ、人知れず有害光線から目を守ってくれている、言わば「縁の下の力持ち」的な存在。
そしてルテインには「目の健康を守る」という役割も担っているんです。
このルテインも多く存在しているときはいいのですが、年齢や生活習慣、ストレスなどによって徐々に減少していくことが分かっています。では、どうしたらいいのか?
ルテインは体で生成することができないため、食事として摂取する、サプリを継続して飲むということで対応するしかないんです。ただし、食事で摂取しようとするととんでもない量の野菜(特に緑色の緑黄色野菜)が必要になってきます。
画像引用:東海光学
普段見ている「光」には波長というものがあります。
簡単に言ってしまうと短い波長はパワーが強く、長い波長はパワーが弱くなります。短い波長の代表格は紫外線。紫外線は見ることができませんが、見ることのできる可視光線のなかで、最も強い光に当たるもの、それが「HEV(High Energy Violetlight)」と呼ばれる光になります。
【参考記事】今さら聞けない!?UVカットって何??
この「HEV」と呼ばれる光によって酸化ストレスをうけ、ルテイン劣化が起きやすくなります。
画像引用:東海光学
そんなHEVの光の波長は400~420nmと言われ、従来の紫外線カットレンズではカットしきれていませんでした。
そんな波長の約94%を効率的にカットするレンズとして登場したのが東海光学の「ルティーナ」です。
有害光線の盾となり、目の健康を守るためのレンズとしてドクターからも期待されています。
また、ルティーナには防眩効果があることも証明されており、グレア(まぶしさ)の元となる光をカットすることで、物をクッキリと見せるコントラストの向上にも繋がる報告も上がっています。