こんにちは。
メガネのミヤコヤ4代目、高橋雅人です。
今日は「調光レンズとは?」というお話をさせていただきます。
調光レンズとは、屋外に出るとレンズの色が濃くなり、室内に入るとだんだん透明に戻っていくレンズのことです。簡単に言うと、環境に合わせて自動で色がつくレンズ、といった感じでしょうか。
「外ではまぶしい。でも、サングラスを別に持つのは面倒」
「旅行やお出かけの時に、メガネを何本も持ち歩きたくない」
そんな方には、かなり相性の良いレンズだと思います。
買い物、散歩、旅行などで、サングラスに掛け替えなくても、まぶしさをやわらげてくれます。1本でメガネとサングラスの役割をある程度果たしてくれるので、日常使いにはとても便利ですね。
ただし、調光レンズは万能ではありません。
まず知っておいていただきたいのは、色の変わり方は紫外線や光の量、気温によって変わるということです。晴れていれば必ず思った通りの濃さになる、というものではありません。一般的には、紫外線が強いほど色が濃くなりやすく、気温が低いほど濃くなりやすい傾向があります。
つまり、夏より冬の方が濃く反応しやすい場合がある、ということですね。
特に十日町市のような雪国では、冬場は気温が低く、レンズが比較的濃く反応しやすい場面があります。除雪作業をする時や、雪道を歩く時などには便利に感じる方も多いと思います。
もう一つの注意点は、車の中です。
一般的な調光レンズは紫外線に反応するタイプになります。ほとんどの車ではフロントガラスが紫外線をカットしているため、車内ではあまり色が変わらない場合があります。運転中のまぶしさ対策として考えている方は、この点は注意が必要ですね。
最近は、紫外線だけでなく可視光線にも反応するタイプもあります。こちらは車内でも色が変わりやすいものがありますので、運転で使いたい方は「車の中でも色が変わるタイプかどうか」を確認して選んだ方が安心です。
ただし、可視光線でも色がつくタイプは便利な反面、色が抜けるまでに少し時間がかかる場合があります。色がすぐ透明に戻ってほしい方は、この点も確認しておくと良いですね。
また、調光レンズは室内に入った瞬間に一気に透明に戻るわけではありません。濃くなった色が薄くなるまでには少し時間がかかります。トンネルや屋内駐車場、夕暮れ時など、急に暗くなる場所では注意が必要です。
調光レンズは「1本で何でも完璧にこなすレンズ」というより、「日常の掛け替えをラクにしてくれるレンズ」と考えた方が良いと思います。
向いているのは、外出が多い方、旅行が好きな方、散歩をされる方、荷物を増やしたくない方。そして、普段のメガネの延長で自然にまぶしさ対策をしたい方です。
逆に、運転中のまぶしさをしっかり抑えたい方、釣りや雪道の照り返しなど強い反射光を抑えたい方は、偏光サングラスなども含めて考えた方が良い場合があります。
メガネは「便利そうだから」だけで選ぶと、使い方とズレることがあります。
調光レンズも同じです。生活の中でどの場面が一番まぶしいのか。車なのか、歩く時なのか、雪道なのか、旅行なのか。そこを整理してから選ぶと、失敗しにくくなります。
気になる方は、店頭で実際の色の変化や濃さを見てみてください。レンズ選びは、視力だけでなく「暮らし方」に合わせることが大切ですね。