新潟県十日町市で昭和6年から続く、メガネ・補聴器・宝飾・時計の老舗専門店「ミヤコヤ」
メガネ・時計・宝石の「ミヤコヤ」

メガネのレンズは熱に弱いって知ってますか?

こんにちは。

メガネのミヤコヤ4代目、高橋雅人です。

 

メガネに使われるプラスチックレンズには実は天敵がいるんです。

今日はそんなお話をしてみたいと思います。

レンズ素材の違いについて

レンズの素材には大きく分けて「ガラス」と「プラスチック」の2種類があります。

それぞれ細かく分ければもっとありますが、ここでは大別2種類をベースにお話を進めていきます!

まずはそれぞれのメリット&デメリットを簡単に♪

 

ガラスレンズのメリット&デメリット

【メリット】

キズがついにくい/熱に強い/透明度が高い/かなり薄くできる

【デメリット】

重い/割れやすい/設計が古いまま

 

プラスチックレンズのメリット&デメリット

【メリット】

軽い/加工性に優れている(縁なし・ナイロール)/日々進化している

【デメリット】

キズが付きやすい/熱に弱い

プラスチックレンズの天敵「熱」

先ほどお話しした「メリット&デメリット」の中で、プラスチックレンズは熱に弱いというお話をさせていただきました。

一言に「熱に弱い」と言ってもどのくらいの熱がダメなのか?

まずはそこに触れておきたいと思います。

 

一般的に言われているのは60℃。

この温度を超えてしまうとレンズ表面のコーティングにダメージを与えてしまいます。

これを通称「熱クラック」と呼んでいます。

 

意外とNGとなる温度は低いんですよね。

とは言っても「熱っ!!」となるレベルではあると思いますが。

熱クラックってどうして起きるの?

今のプラスチックレンズはより透明度を出すためにマルチコートというコーティングが標準で付いている場合が多いです。

実はその、マルチコートとその下のレンズ基材は熱が加わった時の素材の膨張率が異なるんですね。簡単に言ってしまうと、温度が上がった時に膨らむ加減が異なるため負荷が掛かり、レンズが元に戻った時にレンズ表面にヒビ割れ(熱クラック)が発生してしまうという感じになります。

熱クラックが起こりやすいシーンは?

ここで気になるのが、どこが危ないのか?

ということで、少しまとめてみたいと思います。

ケース1【夏場の車内】

サングラスで熱クラックが起こってしまっている原因第一位がこれだと思います。

運転する時にしか使わないから車の中に・・・はNGなんです!

夏場の車内、特にダッシュボードの上に至っては70~80℃の温度になることも多く、一発でレンズがダメになってしまう可能性があります。また、夏でなくとも5月や10月の25℃を超えるような気候の時は要注意です。

ケース2【BBQやどんど焼きなど】

特に男性に多いのがBBQやどんど焼きなど、日の近くで作業するイベント。

説明は不要だと思いますが、火のそばはやはりNGです。

これ以外でも、冬場の鍋などをしてメガネが曇るからと火の近くに置いてしまったり、揚げ物などの高温での調理も注意が必要になります。

ケース3【直射日光のあたる場所】

西日のあたる洗濯物干し場や海に遊びに行った時のビニールシートの上など、日のよく当たる場所は以外にも高温になってしまうことがあります。今は使わないから、という理由でちょっと置いておくだけでも万が一はありますので気を付けましょう。

ケース4【サウナ】

メガネが無いと全く見えない方が困るのが温泉。そこにあるサウナはプラスチックレンズにとっては過酷な状況です。一般的に80℃ほどの設定になっているサウナが多いように感じますが、熱は上へ上へと行く性質があるため頭部周辺では90℃近くになることもあります

60℃で熱クラックが発生してしまうことを考えるとNGというのはすぐに分かるかと思います。

ケース5【その他】

他にも意外と原因になっていたりするものの中に「ドライヤー」や「たばこ」なども挙げられます。ドライヤーは吹き出し口付近では70℃以上の熱風を出していることがあったり、たばこの火は600~800℃の温度にもなるため、場所によっては十分熱クラックの原因となることが考えられます。

熱クラックを防ぐには?

プラスチックレンズの熱クラックを防ぐには、単純ですが熱いところを避けるのが一番だと思います。自分が熱いと感じるところを避ける、この環境にいたらバテるな、と思ったらそこにはメガネも置かない、それが分かりやすいかと思います。

 

それでも温泉には入りたい、サウナも大好き、という方にはこのご提案をさせていただきます。

 

「予備のメガネでサウナに入ってください」

 

BBQが好きな方も、どんど焼きは外せないという方もみんな一緒です。

傷むのが分かりきっているなら新しいメガネは使わずに、予備として使える以前使っていたメガネを活用するのがオススメです!

このやり方のいいところはコストがゼロ、という点。

 

もう一つは完全に熱に強いメガネを作ることもオススメです。

ただし、これは費用がかかってしまいますので、ご予算と合っていればの話ですが。

熱に強いメガネは実は一番最初にお話ししていたんです。

そう!ガラスレンズ!!

ガラスのレンズは熱にもキズにも強いという特徴を持っています。

作業用の一本として使うのも意外と便利だったりします。

ただし、割れる可能性はありますので、どういった環境で使われるのかは良くご検討くださいね!

ABOUT この記事を書いた人

高橋 雅人(たかはし まさと)

 

新潟県十日町市でミヤコヤの長男として生まれ、家業を継ぐべく現在修業中です。人の笑顔を見ること、喜ばせることが好きで、メガネを楽しめる方が増えるように、いろんなことにチャレンジ中!趣味は、読書・映画鑑賞・カクテル。【SS級認定眼鏡士/認定補聴器技能者】


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