新潟県十日町市で昭和6年から続く、メガネ・補聴器・宝飾・時計の老舗専門店「ミヤコヤ」  
ブライダルリング

遠近両用で失敗しやすい人の共通点

こんにちは。

メガネのミヤコヤ4代目、高橋雅人です。

 

「遠近両用って使いにくいんでしょ?」

この言葉、今でもけっこう耳にします。

 

たしかに、合わない遠近両用を作ってしまうと、見えにくい、疲れる、結局掛けなくなる…という流れになりがちです。

ただ、店頭で見ていると、遠近両用で失敗しやすい方にはいくつか共通点があるように感じます。

 

まず一つ目は、「何に使いたいのか」が自分でもはっきりしていないことです。

運転が中心なのか、新聞やスマホを見る時間が長いのか、それとも仕事でパソコンをよく使うのか。

ここが曖昧なまま「遠くも近くも見えれば大丈夫」と作ってしまうと、どうしてもどこかが中途半端になりやすいんです。

 

二つ目は、今までのメガネとまったく同じ感覚を求めてしまうこと。

遠近両用はとても便利ですが、普通のレンズと同じではありません。

視線の使い方や顔の向け方に少しコツがあります。

ここを知らずに掛けると、「思っていた感じと違う」となりやすいですね。

 

三つ目は、手元を見る距離が定まっていないこと。

スマホはかなり近い、新聞は少し離す、パソコンはさらに遠い。

この距離感は人によって本当に違います。

にもかかわらず、その確認が浅いまま作ってしまうと、「近くは見えるけれど、自分の使いたい距離に合っていない」ということが起こります。

なので、ミヤコヤではお客様に何を見ることが多いか?など根掘り葉掘りお聞きする場合がありますが、ぜひ教えてもらえると助かります。

 

そして四つ目は、フレーム選びを軽く見てしまうことです。

遠近両用はレンズだけで決まるわけではありません。

フレームの形や大きさ、掛けたときの位置によって、使いやすさはかなり変わります。

デザインを優先するのが悪いわけではありませんが、遠近両用向きの条件を無視すると、せっかく良いレンズを入れても力を発揮しにくくなります。

 

最後にもう一つ。

最初から「どうせ慣れない」と思っている方も、失敗しやすい印象があります。

もちろん相性はありますが、最初の数日だけで判断してしまうのは少し早いこともあります。

通常、脳が新しいことに慣れるまでには3週間程度、時間がかかると言われていますので、第一印象ですぐに諦めてしまうのはもったいないかもしれませんね。

 

遠近両用で失敗しやすい人の共通点は、レンズそのものよりも「遠近両用のイメージ」にあることが多いように思います。

逆に言えば、使う場面、見たい距離、フレーム、そして少しの慣れ。

このあたりを丁寧に合わせていけば、遠近両用はかなり便利です。

僕自身も38歳くらいから使用していますが、まったく問題なく使えています。

 

「遠近両用は難しい」と言われることもありますが、難しくしている原因は案外別のところにあるのかもしれませんね。

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